鋼橋の調査をしています

橋の下で何かしている人影。研究室の教員と学生が何やら調査をしています。

この橋は床がコンクリート、それを支える桁は鋼でできているようです。でもその桁は茶色の塗装ではなく錆びているような。。。

古い橋には見えないけど、とよく見ると令和3年10月竣工なのでまだ2年弱。錆びるにはまだ若い。

この橋は朝倉市杷木林田の、平成29年九州北部豪雨で大きな被害をもたらした赤谷川にかかっています。

赤谷川はこの箇所で流路が変更されており、新しい川に架けられた新しい橋がこの橋です。

この橋は耐候性鋼という特殊な鋼でできています。これを使うと、錆色にはなりますが、塗装を省略することができるので最近事例が急増しています。

で、橋の下で何をしているかというと橋の錆び具合の調査です。九州・山口地区の大学と共同で行っています。

調査では、錆の色、錆の採取、錆厚の測定等を行っています。

このような調査の積み重ねで、安全な橋を長く使っていくことができているのです。