橋と耐震システム研究室|福岡大学工学部社会デザイン工学科

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本研究室では、下記のような研究テーマに取り組んでいます。

木材資源の公共構造物への有効利用
Utilization of wood resorces for public facilities

 地球環境問題が大きく取り上げられる中、森林の役割に注目が集まっています。樹木は光合成により大気中のCO2を取り込み栄養として成長するため、樹木が生い茂る森林には大量のCO2が吸収・蓄積されているからです。ところがその量にも限りがあるため、継続的にその効果を求めるなら適度な伐採により良好な環境を維持していかなければなりません。この伐採により得られた木材資源を活用すれば森林が活性化でき、さらには化石燃料の消費も抑えられます。つまり、エコな材料である木材を活用することで、もっとエコな社会をつくることができます。
 公共事業における木材利用は近年はあまり積極的ではありませんが、潜在的な需要量には膨大なものがあります。そこで、公共構造物への木材利用の拡大と、そのシンボルとしての木橋の発展に関する研究に取り組んでいます。

橋梁の被災時における挙動の解析的検証
Structural analysis of bridges under disaster

 近年の橋梁は、単純な形状をしていても複雑な設計がなされています。これに対して、それ全体をコンピューター上で数値モデル化し、挙動を追跡することができるようになってきました。わが国では様々な災害が発生し、橋梁も数多く被害を受けてきましたが、それらを軽減するためには、被災時の挙動を明らかにしておくことは極めて重要です。とはいえ、被災時の挙動を実験的に明らかにすることは容易ではありません。このような観点から私たちは、橋梁の被災時の挙動を解析的に明らかにする研究に取り組んでいます。

地震に強いまちづくりとその対策
Prevention of Earthquake Disaster

 震災は忘れた頃に発生し、私たちからかけがえのないものを奪っていきます。その対策としては壊れないものを作るというハード的な対策が最初に思いつきますが、費用等の面から完全なものを求めることは簡単ではありません。このため私たち自身による備え、ソフト的な対策も必要になってきます。さらに、頻繁に起こるわけではない震災に備えるには、無理なく息長く続けられる方法を見つけることも重要になってきます。
 私たちはこれまで、知恵と技術で幾多の震災を乗り越えてきました。そして今東日本大震災を乗り越えようとしています。ここで得られた教訓や知恵を学び、私たちの備えとして、また次世代に確実に引き継ぐため、ソフトとハードの両面からの研究を進めていきます。


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