木橋資料館
木のかけはし
Ki no kakehashi
長野県 上松町 (Agematsu, Nagano)
→地図 (Map)
 中山道でもこの辺りは断崖絶壁が続く命がけの難所で、丸太の柱の上に床版を並べただけの斜面をへばりつくような粗末な桟橋が100mばかりあったそうです。あまりの難所であったため歌にも多く詠まれており、芭蕉の句碑も建てられています。この木製の桟は江戸時代になって通行人が落とした松明により焼失してしまったので石垣で作り直され、現在は直上に整備された国道の床版下にその名残を見ることができます。木のかけはしはこの対岸に位置し、木曽の桟をイメージして架けられました。橋脚は川側のみに1列に配置されており、山側は直接斜面に固定されています。
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赤いアーチ橋の向こうに木曽の桟が見えます
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所在地
Location
長野県木曽郡上松町大字上松/木曽川
形式
Type
プレストレス木床版桁橋
PSLT beam bridge
諸元
Dimension
橋長:40.5m, 幅員:8.5m
Length:40.5m, Width:8.5m
用途・設計荷重
Service
道路橋(TL-25A)
Road(25t)
事業主体
Project Sponsor
長野県
Nagano pref.
竣工
Completion
1996
使用材料
Material
カラマツ,ヒノキ(防護柵)
Japanese larch, Japanese cypress
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