木橋資料館
猿橋
Saru hashi
山梨県 大月市 (Otsuki, Yamanashi)
→地図 (Map)
 日本三奇矯のひとつとされる有名な橋です。支間長は23.6mですが、両岸からカンチレバーを張り出すことで中央桁の実支間を10.9mにしています。7世紀頃、猿が互いに体を支えあって橋を作ったのを見て造られたと言われたりしていますが、起源ははっきりしていないようです。1486年には橋があったとの記録がありますが形式はわかっていません。ただ、遅くとも1756年には現在のような形になったようです。現在の橋は1984年の完成ですが、残念ながら主要部材は鋼材に木化粧したものになりました。JR中央線に猿橋駅がありますが、中央自動車道猿橋バス停の方が近くにあります。
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橋のすぐ下流側には旧東京電灯(現東京電力)八ツ沢発電所一号水路橋が見えます
1912年竣工のRC橋で長さ63.63m、幅5.45mの国登録有形文化財です
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隣接して1934年に国道用として開通した新猿橋 現在の国道20号線にはさらに新しい橋が架けられています
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近くの大月市郷土資料館にある模型
所在地
Location
山梨県大月市猿橋町/桂川
形式
Type
刎橋
Cantilever beam
諸元
Dimension
橋長:30.9m, 支間:23.6m, 幅員:3.3m
Length:30.9m, Span:23.6m, Width:3.3m
用途・設計荷重
Service
歩道
Pedestrian
竣工
Completion
1984.8(形状は1851年のもの)
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