KABSE「九州における木材の土木利用への新たな取り組みに関する研究分科会」


本研究分科会は活動を終了しました

活動は次期研究分科会に引き継がれます。
詳しくはこちらをご覧ください。

講習会「九州における木材の土木利用に関する講習会2017 〜木材利用の考え方・現状・新技術〜」を開催しました

講習会「九州における木材の土木利用に関する講習会2017 〜木材利用の考え方・現状・新技術〜」
  日時 平成29年7月7日(金)14:00〜17:30
  会場 電気ビル共創館カンファレンスルームC
  プログラム
    《特別講演》我が国における近年の木材利用の動向と技術 森拓郎氏(広島大学)
    KABSEにおける木材利用研究会の活動 渡辺浩(福岡大学/分科会主査)
    第1講 熊本地震で公共木造建築はどうなった?〜知られざる木造建築の耐震性 池田元吉(熊本県林業研究指導所)
    第2講 使っても減らない木材資源〜世にも不思議な循環型資源に迫る 渡辺浩(福岡大学)
    第3講 なぜスギだったのか?〜有り余っている木材資源の隠された能力 宮副一之((株)九州構造設計)
    第4講 樹木から木材へ〜設計と使い方の工夫で満足度と耐久性アップ! 藤本登留(九州大学大学院)
    第5講 昔は木橋、これからも木橋〜技術は木橋をこのように変えた 千田知弘(福岡大学)
    第6講 水の中でも土の中でも〜人と暮らしを支える様々な木材利用 北村健一郎((株)アリモト工業)
    第7講 目からウロコの木材利用〜こんなこともできます 稲垣浩通(飛島建設(株))
    第8講 魅せる木材、見えるメリット〜部材交換でいつでもフレッシュ 森竹巧(中央コンサルタンツ(株))
    第9講 橋梁点検〜木橋は他の橋とどう違うのか? 竹下孝一郎((株)長大)

 ※70名のご参加の下、盛会裏に終了いたしました。多数のご参加ありがとうございました。
  ご案内リーフレットはこちら   当日配布のテキストはこちら

研究分科会の委員を募集します(2015.8)

 近年建設分野における木材利用が活発になっています。これは地球温暖化対策の一環であり、つまり温室効果ガスの削減と合わせてこれを吸収する森林を保護育成することで同等の効果を得ることと、資源利用による活性化を図ろうとするものです。これは2010年の公共建築物等木材利用促進法や2011年の森林・林業基本計画を見てもわかるように国を挙げた取り組みであり、建築分野ではその利用が広がりつつあります。
 しかしながら、土木分野における木材利用は進んでいるとは言えない状況です。その理由のひとつに木材に関する知識・情報の不足と誤解が挙げられます。例えば木材はコンクリートと同等の強度を有し、引張力にも耐えられる上、単位容積質量はコンクリートの1/6程度と建設材料として十分に魅力的であることはあまり知られていません。耐久性は課題ですが、技術革新によりかつてほどの問題は生じていません。また設計での創意工夫により大きく改善されることは魅力でもあります。
 また九州地方は全域で林業が盛んであることから、木材利用は地域産業の活性化や山間地域の環境保全にも大きく寄与することができます。
 この研究分科会では、このような木材の特性と九州の地域性に着目して、土木分野における木材利用の事例や新技術に関する研究に取り組むとともに、広く土木技術者に木材利用に関する啓蒙を行うことを目的とします。多数のご参加をお待ちしています。

 お申し込み・お問い合わせは主査:渡辺浩(福岡大学工学部社会デザイン工学科)までお知らせください。

ご案内リーフレットはこちら

委員名簿

主査 渡辺 浩 福岡大学 工学部
  池田 元吉 熊本県林業研究指導所
  稲垣 浩通 飛島建設(株)
  北村 健一郎 (株)アリモト工業
  上月 裕 熊本県 土木部
  末次 大輔 佐賀大学低平地沿岸海域研究センター
  篠原 義則 明治コンサルタント
  竹下 孝一郎 (株)長大
  千田 知弘 福岡大学 工学部
  野中 茂弘 (一財)福岡県建設技術情報センター
  福岡 仁 朝日テクノ(株)
  藤本 登留 九州大学大学院 農学研究院
  宮副 一之 (株)九州構造設計
  森竹 巧 中央コンサルタンツ(株)

戻る
九州橋梁・構造工学研究会 木橋資料館0

(c)KABSE木材利用研究会