目的と活動内容

●背景と目的
 我が国における木橋技術に関する学術研究組織として、土木学会に「木橋技術小委員会」が平成10年に設置され、第1期(平成10年~13年)及び第2期(平成14年~17年)に亘り調査研究、情報整備を行ってきました。その成果として講習会を2回、シンポジウムを4回開催しました。また土木学会全国大会では研究討論会を開催し、更に「木橋・木質構造」のセッションを設けました。昨年発刊した「木橋技術の手引き2005」は、木橋の設計に初めて性能照査型設計を採用した他、施工に関する技術的留意点や木材の劣化、点検、保守及び耐久性向上策等の保全技術がまとめられています。
 しかしながら、木橋の技術開発とその情報整備は未だ途上の段階であり、更なる早急な、設計法や施工・保全に関する技術開発と情報整備が必要です。そこで本小委員会では木橋の普及発展のために、設計法の合理化・高度化を図ること、製作・施工・保全事例を収集し、木橋建設に関係する土木、建築、木質材料、生物、化学等多岐に亘る技術情報を整備し公開することを目的として活動します。我が国より40年以上も前から集成材木橋の建設が始まった欧米主要国と同じ土俵の上で木橋の設計論が展開でき、日本独特の気候風土に適した維持管理手法の開発を目指します。

●活動内容
・年1回の木橋技術に関するシンポジウムを継続して主催する。
・木質構造の設計や施工・保全について詳しく解説できる講師を招き、講習会を開く。
・限界状態設計法における荷重の取り扱いについて検討を行う。
・限界状態の一つとして修復限界状態を考慮し、どのような形で設計に取り入れるか検討を行う。
・木質材料の製作技術、木橋の施工・保全に関する情報整備を行う。