本研究室では、このような研究テーマに取り組んでいます。

橋の構造解析
Structural analysis of bridges

 コンピュータ構造解析技術の進歩により、複雑な構造物の挙動も簡単に求められるようになりました。これを使って、橋のいろいろな問題の解決に取り組んでいます。

損傷評価を行う鋼橋

 

木床版に車両荷重が載荷された時の応力分布
 

木橋と公共空間への木材利用
Utilization of wood resources for timber bridges and public facilities

青森ヒバをふんだんに使った鶴の舞橋
学生による木橋のリニューアル
 

 日本には、十分に自給できるほどに潤沢な森林資源があります。森の贈り物、木材を使った木橋や木製公共構造物の技術開発に取り組んでいます。

ドローンと空間情報解析
Spatial information analysis

ドローンによる空撮
GISによる森林の蓄積量算出解析
 

 ドローンで撮影した空中写真などを解析することで地形まるごとの3次元モデルが得られます。これを使って、全く新しい測定技術の開発を行っています。

防災まちづくり
Community-based planning for disaster

東日本大震災のボランティアセンター調査
DIG(災害図上訓練)の指導
 

 防災インフラの整備により、災害そのものは随分少なくなりましたが、その分巨大化してきています。市民の力で防災力をアップする方法について研究しています。

これまでの修士論文

ボルト継手を有する木トラス橋の継手部に起因する変位量の検討 松隈 優太 2021.2
地域主体の地震防災活動における現状と課題の検討 兼武 将司 2011.2
中国泰順地方の歴史的木廊橋の構造特性と錦帯橋との関係性 城島 佑哉 2011.2
木材の利用拡大に向けた建設実務者の意識調査とその検討 髙木 義人 2011.2
外構木質構造物の劣化度指標の提案とボンゴシ材による検証 檜垣 新之輔 2011.2
スギ集成材によるボルト接合の繰り返し挙動における荷重レベルの影響 佐藤 敬典 2010.2
スギ集成材と添え板鋼板による単位ボルト接合における繰り返し実験 佐久間 太亮 2009.2
剥き芯材の有効利用の方法に関する基礎的研究 元川 順平 2007.2

これまでの卒業論文

振動特性に着目した鋼鈑桁橋の腐食の検出性に関する解析的検討 篠原 あこ 2021.2
プレストレス木床版のプレストレスの大きさと挙動の検討 東田 康平 2021.2
鋼鈑桁橋の常時微動より推定した振動特性による疲労損傷検出の解析的検討 安河内 利紅 2021.2
打撃への応答に着目した損傷を有する鋼I型梁の振動特性の変化の検討 山田 将大 2021.2
設置から1年あまりが経過した木製デッキの変化と考察 坂本 祥 2021.2
豪雨災害により被災したPC桁橋の流出原因の検討例 多賀 有未衣 2021.2
写真測量を用いた遺跡のGIS化による遺物の管理及び写真データベースの作成 熊埜御堂 源 2021.2
UAV写真測量と林内の3次元モデルを活用したスギの蓄積量及び地理情報の収集 反頭 亮祐 2021.2
GNSS測量における独自基準点を設置するための測位方法と精度の検討 花田 洸貞 2021.2
平成28年熊本地震における物資集積拠点に関する考察 金丸 和泉 2021.2
変位・応力に着目したケーブルタイプ落橋防止構造の鋼製ブラケット鋼板厚の解析的検討 岩永 光世 2020.2
耐久性を検討するための木製デッキの敷設 川崎 壱生
本庄 泰志
2020.2
豪雨災害で発生する流木材の強度を踏まえた仮設木橋への適用性に関する検討 酒井 美奈 2020.2
UAVからの写真測量によるスギ林内のスギの本数の算出方法の検討 友納 亮
宮本 大輔
2020.2
木橋の保守管理の課題と今後の対応 畠中 光太朗 2020.2
空中写真測量から得られた基準点を使用したスギ林内の地上写真測量の精度の検証 原 亘平 2020.2
ボルト接合における木製構造仮設時に発生する変位量の検討 松田 敏輝 2020.2
載荷範囲の異なる偏心荷重により鋼アーチ橋部材に生じる安全性の解析的検討 吉武 大介 2020.2
地形情報を活用した法面対策工としての木柵の設計と施工例 井上 元太
田﨑 雄大
2019.2
休講情報の発信・受信に見る災害情報のあり方に関する考察 奥田 光介 2019.2
木製デッキを構成する条件の違いで生じる耐久性の検討 古賀 聖司 2019.2
上空が閉塞した空間における写真測量の手法の検討 小牧 卓矢
東 裕大
2019.2
平成29年九州北部豪雨で発生した流木の強度と活用法に関する検討 下城 知世 2019.2
過大な偏心荷重が作用する鋼アーチ橋に発生する応力 松隈 優太 2019.2
水分の影響によるCLTの反りに関する実験的検討 山本 敬太郎 2019.2
シース管内における空気をモデル化したMPS法によるグラウトの充填性評価の検討 岩井 耀平 2018.2
含水率変化によるCLTの変形に関する実験的検討 片山 洋希
中川 魁斗
2018.2
航空写真による渓流の土砂流出・堆積状況の検討 キム スンウ 2018.2
3D-FEMを用いた引張材フレームの斜面安定効果に関する検討 武田 卓大 2018.2
地域防災力向上のための地域単位における防災活動のあり方の検討 原田 翔平 2018.2
点検実務者が使用しやすい木橋定期点検要領の検討 三隅 大輝
山下 就平
2018.2
平成29年九州北部豪雨における流木災害への対策と処理費用削減に関する検討 宮崎 あおい 2018.2
引張力で抵抗する斜面安定工の設計指針の策定に向けたFEM解析による背面すべりの評価 今井 晴輝 2017.2
熊本地震からみる避難所運営に関する事例と課題 黒島 啓友
米村 崇
2017.2
熊本地震における各市町村の災害ボランティアセンターの活動状況の分析 白石 琢馬 2017.2
MPS法を用いたシース管におけるグラウトの充填性の解析 高木 雅治 2017.2
スギ部材のボルト接合部の長期載荷試験と屋内外における挙動の違い 高濱 和生 2017.2
FEMを用いた阿蘇大橋の崩落メカニズムに関する静的検討 谷口 亮太 2017.2
土木分野における木材のせん断設計基準の整備に向けたせん断弾性係数の再検討 富永 竜平 2017.2
被災地で活用できる最小限のスペックを持った歩道橋の提案と試設計 平川 航 2017.2
FEMによる木材のせん断試験に用いる鋼製ジグの再評価と改良法の提案 松元 将太 2017.2
熊本地震における被災地の物質不足と近隣市民による物資支援の事例 森本 航平 2017.2
木津川の流れ橋(上津屋橋)の全面改修による主桁のたわみ挙動と補助桁の有効性 森本 健 2017.2
鋼製ジグを用いた木材のせん断破壊標準試験法の試設計 阿部 和哉 2016.2
耐久性と施工の容易性を備えた木歩道橋の設計事例 伊南 和磨 2016.2
新しい建設材料としての活用を想定したCLTの曲げ挙動に関する実験による基礎的評価 今村 祥一 2016.2
引張材で抵抗する地すべり対策工の提案とFEM解析による評価 入口 元太 2016.2
災害時に活用できる最小限のスペックを有する歩道仮橋の設計 大木 春奈 2016.2
避難指示の発令の事例から見た地域の災害対応の現状と問題点 城戸 拓也
中山 寛
2016.2
橋の部材として長期間供用されたボンゴシ材の劣化度とその診断 田中 宏和 2016.2
橋梁に適した木材のせん断試験法の開発に関する実験的評価 田平 純一 2016.2
土木分野に適した木質構造設計基準の策定に向けたISOせん断試験法の精度評価 平岡 正輝 2016.2
合板剥き芯材の土木資材としての活用の可能性と耐久性評価 吉田 昂生 2016.2
使用性と耐久性を備えた歩道木橋の提案と設計 浜谷 昭彦
堀 大弓
2015.2
高耐久性と低コストを実現できるクリークの木製護岸の設計と施工例 渕 晃幹 2015.2
長期間屋外で風雨に晒されたスギ剥き芯材の残存強度の検討 西山 拓弥 2015.2
大学生と地域が関わることによって生まれる災害対応力向上のための提案 永田 篤史
山村 兼太
2015.2
3D-FEMによる根系が有する表層崩壊防止効果に関する基礎的研究 前田 涼介 2015.2
3D-FEM解析を用いたCLTの面外曲げ挙動の検討 井手 啓介 2015.2
木橋設計における性能照査型設計法の導入に適応した木材のせん断標準試験法の開発 花田 丈稔 2015.2
大川市のクリーク護岸整備における木材の利用法に関する検討 市浦 大己
井上 知
2014.2
地域防災力の向上における大学生の力を活かすための考え方 清田 大成 2014.2
災害時における容易で迅速な架設を志向した小規模仮設橋の提案と設計 栗原 知弥 2014.2
3D-FEMによるジオグリッドを用いた斜面安定化工の最適設計に関する一考察 篠原 己観郎 2014.2
平成24年九州北部豪雨災害の被災地から学ぶ災害ボランティアセンターの課題 築地 孝俊 2014.2
木材の土木分野に適したせん断破壊標準試験法の提案およびFEM解析 中町 裕哉 2014.2
東日本大震災から学ぶ地域防災力の向上のための課題と提案 一針 沙也香 2013.2
東日本大震災の事例を踏まえた南海トラフ巨大地震への今後の取り組みに関する考察 高倉 駿 2013.2
自然石を用いた住宅用外構壁による周辺温度の低減効果に関する検討 竹本 大介 2013.2
木橋として利用されたボンゴシ部材の診断とそれに基づく維持管理法の提案 谷 祐太朗
猿渡 成明
2013.2
東日本大震災における石巻専修大学の地域支援の事例に基づく福岡大学の防災拠点化プランの検討 徳久 翔二朗
吉田 萌子
2013.2
天竜川で発見された木杭と明治初期に架設された木橋の関係 樋口 春樹 2013.2
測量学の教科書の現状と今後のあり方に関する研究 古野 和浩 2013.2
唯一性と真実性の観点による錦帯橋の価値に関する考察 井手 雄基
平山 剛
2012.2
ボンゴシによるアーチ橋の健全度調査の例 緒方 直人 2012.2
土木資材としてのスギ小径材の性質と剥き芯材との比較 日下部 輝
古瀬 拓也
2012.2
東日本大震災復興支援における遠隔地の大学の災害ボランティア派遣 近藤 俊輔 2012.2
東日本大震災復興支援における災害ボランティアの位置づけと今後の展望 中堀 祥太 2012.2
表面の状態の違いにおけるスギ材の最大静止摩擦力の測定 中山 翔太 2012.2
遮音壁の木製化の利点と構造形式の検討 東 知潔 2012.2
福岡大学における外構材への木材利用によるカーボンストックのポテンシャル 吉原 陵司 2012.2
木橋の点検・保守の事例とその課題に関する研究 佐藤 巧 2011.2
合板工場から産出されるスギ剥き芯材の腐朽条件下における残存強度について 佐藤 正樹
山下 一平
2011.2
近代的な木橋の接合部の長期載荷試験 西山 佳史 2011.2
架設後11年が経過した木橋の安全性の検証 藤野 直樹
山崎 光泰
2011.2
橋梁点検時のアクセスの労力と設置環境との関係 藤本 純希
大和 亮
2011.2
木材を対象とした超音波伝播速度の測定に関する研究 角田 浩崇
堤 裕太郎
2010.2
支間550mの歩道吊橋におけるケーブルの検討 金丸 洋平 2010.2
建設事業における木材の利用拡大のための意識調査と改善法に関する研究 清時 慶宜
斉藤 翔子
2010.2
14年使用されている木橋の健全度診断と安全性の検証 皿田 啓人
西本 尊
2010.2
木橋に使用されていた木古材の補修法とその効果に関する研究 中村 拓也
守田 初彦
2010.2
大気暴露試験とACMセンサによる耐候性鋼の腐食環境の調査 永冨 一樹
松本 綾介
2010.2
木橋管理者の意識調査と今後の課題に関する研究 松尾 大輔 2010.2
約80年間供用されたRCT桁橋の切り出し桁の残存耐荷力評価 伊藤 寛治 2009.2
合板工場で産出されるスギ剥き芯材の性質および耐久性について 岡 和磨
兼武 将司
2009.2
2周波GPSによるスタティック測位の観測値の信頼度 北村 賢二郎
中島 元良
2009.2
近代的な木橋の設計法と耐久試験の検討 小宮 裕樹 2009.2
用倉大橋の高欄材に使用されていた木部材の劣化度の評価 城島 佑哉
園田 和宏
2009.2
橋梁の長寿命化に向けた地方自治体の取り組みと点検の現状 高木 義人 2009.2
床版の幅と間隔の違いに着目した木製路面の歩行性に関する検討 中野 真美 2009.2
木材中を伝播する超音波試験の速度の測定方法とセンサの改良について 檜垣 新之輔 2009.2
木橋古材の残存性能と診断法の事例 河野 拓 2008.2
日本初の木材を主構造部材とする立体トラス橋の健全度診断 久保 慧祐 2008.2
PCM吹付け工法による段落し部を有する既設RC橋脚の耐震補強効果の実験的研究 吉元 康裕 2008.2
歴史的な木橋の健全度診断の事例と維持管理法 北村 真亀夫
戸高 将典
2008.2
合板工場から産出される杉剥き芯材の強度性能 大場 啓史
吉永 雄樹
2008.2
耐候性鋼橋梁の腐食環境の調査と腐食速度の推定の検討例 久我 友誉 2008.2
過去の事例から学ぶCO2削減を目的とした橋梁保全技術の考察 今林 宏隆 2008.2
2周波GPSによるスタティック測位と高速スタティック測位の精度検証 大賀 香月 2008.2
地震による都市災害からみた福岡県西方沖地震の被害の考察 吉田 学 2007.2
道路橋の点検マニュアルの現状と今後の動向 近藤 雅信 2007.2
錦帯橋古材の残存性能と診断法の評価 江川 敦 2007.2
鹿屋市に架かる木橋・ふれあい橋の振動測定と特性 佐久間 大亮 2007.2
北九州市のボンゴシ木橋・常盤橋の健全度診断 吉永 尚司 2007.2